2020-01-01から1年間の記事一覧
内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…
内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…
居酒屋で注文をした際に店員から「ハイヨロコンデ!」とけたたましい声をあげられた経験のある人は少なくないだろう。あのかけ声、実は居酒屋チェーン「やるき茶屋」にルーツがあるという。『ZUU online』で公開された記事「「はい、よろこんで!」のルーツ…
内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…
内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…
内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…
内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…
海外ではえらく評価されているにもかかわらず、日本での評価は騒ぎ立てるほどのことではない。白人コンプレックスを根深く抱える国*1でありながらも、そんな作品は実は数多い。『アンカル』だって、『アステリックス』だって、『プチ・ニコラ』だってそうだ…
内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…
めでたい。ただただ、めでたい。2020年9月12日、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から入場禁止となっていた一部の競馬場(パークウインズ)・場外馬券場が営業を再開した。 迷わず足を運ぶ。行き先はWINS後楽園。上京してから長らく通い続けた「なじみ…
内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…
これは傑作かもわからんね。振り返りながら(夜食の準備を後回しにして)感想をまとめる。 物語の背景・あらすじはこうだ。 第63回全国高等学校演劇大会で最優秀賞となる文部科学大臣賞を受賞し、全国の高校で上演され続けている兵庫県立東播磨高校演劇部の…
内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…
衒いもなく主語が大きな話から書き始める。人類は以下の4つに分類できる。 1.「かに道楽」へ行ったことがある人間2.「かに道楽」へ行ったことがない人間3.「かに道楽」へ行った記憶はないが実は行ったことのある人間4.「かに道楽」へ行った覚えがあるが実は…
黄色い夜 (集英社文芸単行本) 作者:宮内悠介 発売日: 2020/07/03 メディア: Kindle版 ギャンブルほど多くの民衆の時間と労力とお金とが注ぎ込まれていながら、研究者に語られてこなかった分野があるだろうか……僕が「ギャンブル」という題材に惹かれ続けてい…
※写真はいつだったかの試合でうなだれる私 「さあ明日から始まるねえ!」 なんて声が聞こえてくるとは思わなかった。ちょうど今日の夕方の話。近所を歩いていると、喫煙所で休憩するとサラリーマンらしきおじさんが楽しげにしゃべっていた。部下らしき男性は…
緊急事態宣言が解除されて数週間が過ぎた。第二波が来るだの東京アラートだのなんだのと騒がれながらも、街は徐々に活気を取り戻しつつある。東京では居酒屋も24時までの開店が認められ、NPBの開幕もあともう少し。地方の場外馬券売り場では営業を再開してい…
酒飲みには各々こだわりのつまみがある。ある人は松前漬け、ある人は鮭とば、ある人は奈良漬、ある人はどて焼き……地域にこだわらなければ、なんだ。韓国海苔だって美味いもんだ。酒徒にとっての立派なつまみたりうる。 まあそんな前置きはなんだっていい。ま…
日本ダービーは特別なレースだ。その特別さは説明が難しい。いや、説明しようとすればできるものの、説明することそのものこそが軽薄に感じられる。そんな特別さがある。特別なものは特別なのであって、特別以外の何物でもないのだ。そんなトートロジーが許…
気分よく外出を楽しめなかった今年のゴールデンウィーク。外出自粛の是非はさておき、連休のほとんどを部屋で過ごしたという人も少なくないだろう。かくいう私もその一人だ。 ここで資格だとか英会話の勉強でもすれば、もう少しまともな生活ができる人生が歩…
左を向いても右を向いても、コロナ、コロナ、コロナである。自然とブログにもそんな話題が増える。それがリアルというもんだ。晩酌を終えて点けたテレビで見かけた番組の話をしたい。 「緊急対談 パンデミックが変える世界 〜海外の知性が語る展望〜」パンデ…
あなたには思い出の駅ビルがあるだろうか。俺にはある。というわけで書く。 俺の知らぬ間に「ASSE」が閉館していた。54年の歴史に幕をおろしたという。パッとしないアパレルショップ、品揃えの悪い書店、小汚いトイレ、観光客に金を落としてもらうための狙い…
自宅からほど近くに「手帳類図書室」という施設がある。 人が記した手帳や日記やネタ帳など、あらゆる「手帳類」を収集する志良堂正史のコレクションを読むことができます。ギャラリーの一画で、誰にも見せるつもりじゃなかった手帳類を、1時間1000円からご…
今週も無観客開催である。競馬場・場外馬券場に足を運べない週末に、いい加減飽き飽きしてきている。が、世間は新型コロナウイルスでてんやわんや。仕方ない。今週も自宅のテレビ越しにレースを眺める。さて、高松宮記念の話。言わずとしれた電撃戦。とにか…
って、読んだのはもうずいぶんと前のことではあるんですが……Twitterのタイムラインに読後の感想が流れてきたので、それに引っ張られるかたちで所感を書き残す。 『賭博者』はドストエフスキーが45歳のとき(『罪と罰』執筆の時期に重なるとされる)に著した…
人っていうのは……っていうと主語が大きすぎるか。少なくとも私にとって、この度の新型コロナウイルスの一連の騒ぎはそこまで大きな問題ではない。想像力が足りないといわれても仕方ないが、トイレットペーパーもティッシュペーパーも備蓄があるし、仕事も騒…
(少なくとも自分の知るかぎりでは)SF作品にも描かれてこなかったような“鈍い停滞”に世間が包まれている。 中央競馬は無観客開催を決めて2週間。次の開催もこの急場の処置が続くと発表された。つまり、馬券を楽しむ世の中の競馬ファンが1人残らず全員電子投…
見知らぬ土地を訪れ、専門紙を広げ、博打を打つ。旅打ちのあの心躍る感覚はギャンブルを愛する身であれば、誰もが共感できるものだろう。他に旅打ちの魅力はというと……「食事」だろうか。地場の名物を腹一杯味わう。そんな旅の根源的な喜びはギャンブラーで…
「もしも君が競馬を、騎手が楽しんでいるように楽しみたいのなら、そして騎手が苦しんでいるように苦しみたいのなら、騎手が感動しているように感動したいのなら、いまあなたの生活が不自由になる程度の金を賭けなさい、そう、そうやって賭ければ、あやたは…
二日酔いで仕事どころではなく、ひたすらネットサーフィンをしていて、見つけた。高田馬場「早稲田松竹」で『動くな、死ね、甦れ』の上映が始まる。 この映画はある時点の自分をシネフィルに導くきっかけとなった作品のひとつで…というと、カッコつけすぎな…