かつての俺よ、考えを改めろ!「かに道楽」は味も雰囲気も抜群のエンターテイメント空間である

衒いもなく主語が大きな話から書き始める。人類は以下の4つに分類できる。 1.「かに道楽」へ行ったことがある人間2.「かに道楽」へ行ったことがない人間3.「かに道楽」へ行った記憶はないが実は行ったことのある人間4.「かに道楽」へ行った覚えがあるが実は…

砂漠に屹立するギャンブラーたちの魔窟「カジノ ・タワー」の最上階を目指せ!ーー『黄色い夜』を読む

黄色い夜 (集英社文芸単行本) 作者:宮内悠介 発売日: 2020/07/03 メディア: Kindle版 ギャンブルほど多くの民衆の時間と労力とお金とが注ぎ込まれていながら、研究者に語られてこなかった分野があるだろうか……僕が「ギャンブル」という題材に惹かれ続けてい…

野球!野球!野球!

※写真はいつだったかの試合でうなだれる私 「さあ明日から始まるねえ!」 なんて声が聞こえてくるとは思わなかった。ちょうど今日の夕方の話。近所を歩いていると、喫煙所で休憩するとサラリーマンらしきおじさんが楽しげにしゃべっていた。部下らしき男性は…

博打電脳放浪記:ストリートビューを使って競馬場に行った気になる(浦和競馬場)

緊急事態宣言が解除されて数週間が過ぎた。第二波が来るだの東京アラートだのなんだのと騒がれながらも、街は徐々に活気を取り戻しつつある。東京では居酒屋も24時までの開店が認められ、NPBの開幕もあともう少し。地方の場外馬券売り場では営業を再開してい…

よー、そこの酒飲みよ。最強のつまみ「せんじ肉」を知っているか?知らないなら今すぐポチれ!つくれ!

酒飲みには各々こだわりのつまみがある。ある人は松前漬け、ある人は鮭とば、ある人は奈良漬、ある人はどて焼き……地域にこだわらなければ、なんだ。韓国海苔だって美味いもんだ。酒徒にとっての立派なつまみたりうる。 まあそんな前置きはなんだっていい。ま…

コロナ禍:ダービーデイの東京競馬場をレポートする

日本ダービーは特別なレースだ。その特別さは説明が難しい。いや、説明しようとすればできるものの、説明することそのものこそが軽薄に感じられる。そんな特別さがある。特別なものは特別なのであって、特別以外の何物でもないのだ。そんなトートロジーが許…

キムタクすげえ…… 『JUDGE EYES』を楽しんだゴールデンウィーク(NHKマイルカップ予想)

気分よく外出を楽しめなかった今年のゴールデンウィーク。外出自粛の是非はさておき、連休のほとんどを部屋で過ごしたという人も少なくないだろう。かくいう私もその一人だ。 ここで資格だとか英会話の勉強でもすれば、もう少しまともな生活ができる人生が歩…

逡巡しながら……しかないのかね(皐月賞予想)

左を向いても右を向いても、コロナ、コロナ、コロナである。自然とブログにもそんな話題が増える。それがリアルというもんだ。晩酌を終えて点けたテレビで見かけた番組の話をしたい。 「緊急対談 パンデミックが変える世界 〜海外の知性が語る展望〜」パンデ…

みんなの記憶の片隅にある「“駅ビル”の思い出」(大阪杯予想)

あなたには思い出の駅ビルがあるだろうか。俺にはある。というわけで書く。 俺の知らぬ間に「ASSE」が閉館していた。54年の歴史に幕をおろしたという。パッとしないアパレルショップ、品揃えの悪い書店、小汚いトイレ、観光客に金を落としてもらうための狙い…

「予想通り10万の負け。帰り、ヤケ酒とラーメン」――あるギャンブル中毒者(男性・50代・会社員)の日記を読む

自宅からほど近くに「手帳類図書室」という施設がある。 人が記した手帳や日記やネタ帳など、あらゆる「手帳類」を収集する志良堂正史のコレクションを読むことができます。ギャラリーの一画で、誰にも見せるつもりじゃなかった手帳類を、1時間1000円からご…

相応しさ(高松宮記念予想)

今週も無観客開催である。競馬場・場外馬券場に足を運べない週末に、いい加減飽き飽きしてきている。が、世間は新型コロナウイルスでてんやわんや。仕方ない。今週も自宅のテレビ越しにレースを眺める。さて、高松宮記念の話。言わずとしれた電撃戦。とにか…

『賭博者』を読んだ

って、読んだのはもうずいぶんと前のことではあるんですが……Twitterのタイムラインに読後の感想が流れてきたので、それに引っ張られるかたちで所感を書き残す。 『賭博者』はドストエフスキーが45歳のとき(『罪と罰』執筆の時期に重なるとされる)に著した…

俺という愚かな生き物(阪神大賞典予想)

人っていうのは……っていうと主語が大きすぎるか。少なくとも私にとって、この度の新型コロナウイルスの一連の騒ぎはそこまで大きな問題ではない。想像力が足りないといわれても仕方ないが、トイレットペーパーもティッシュペーパーも備蓄があるし、仕事も騒…

一競馬ファンによる新型コロナウイルスについての覚書

(少なくとも自分の知るかぎりでは)SF作品にも描かれてこなかったような“鈍い停滞”に世間が包まれている。 中央競馬は無観客開催を決めて2週間。次の開催もこの急場の処置が続くと発表された。つまり、馬券を楽しむ世の中の競馬ファンが1人残らず全員電子投…

ご当地グルメin賭場ーー「WINS高松」の「うどん」は旨いのか

見知らぬ土地を訪れ、専門紙を広げ、博打を打つ。旅打ちのあの心躍る感覚はギャンブルを愛する身であれば、誰もが共感できるものだろう。他に旅打ちの魅力はというと……「食事」だろうか。地場の名物を腹一杯味わう。そんな旅の根源的な喜びはギャンブラーで…

『賭ける魂』を読んだ

「もしも君が競馬を、騎手が楽しんでいるように楽しみたいのなら、そして騎手が苦しんでいるように苦しみたいのなら、騎手が感動しているように感動したいのなら、いまあなたの生活が不自由になる程度の金を賭けなさい、そう、そうやって賭ければ、あやたは…

『動くな、死ね、甦れ』を観た

二日酔いで仕事どころではなく、ひたすらネットサーフィンをしていて、見つけた。高田馬場「早稲田松竹」で『動くな、死ね、甦れ』の上映が始まる。 この映画はある時点の自分をシネフィルに導くきっかけとなった作品のひとつで…というと、カッコつけすぎな…

理由はわからないけどいい(東京新聞杯)

何万人もの人が同じことを言ってるんでしょうし、「何を今さら!」なんですけど、ほんとルンバ買ってよかった。家出とる間にあらかた掃除終わっとる。この快適さよ。— なかた (@naxkaxta) 2020年1月19日 こんなことを書いたものの、いま最も感謝・感激・感動…

WINS新宿前の早替婆さんを知っているか

新宿駅東南口を出てWINS新宿に向かう道中、青梅街道の高架下を潜った道角には、いつもせっせと働く「早替婆さん」がいた。細身で神経質そうな雰囲気。細いフチの眼鏡をかけてラジオの競馬中継を流す姿はWINS新宿と一体化しているかのような存在だった。 的中…

2月になってする初夢の話(根岸S予想)

どこかで喋ることもなく、どこかで書くこともなく、このままいくと例年のように、どんな夢を見たのか忘れてしまう。別に忘れたってなんら支障がないが、ふと思い出してしまったわけで、2月にもなっていまさら初夢の話をする。来年のことを言えば鬼が笑う……で…

三日間開催を終えて

遊ぶ金と時間がないからということもあるが、今年の博打はノロノロ運転。メインレースを中心にお気に入り馬をつまみ買いする程度でカジュアルに楽しんでいる。2020年初の三日間開催もそんな具合だった。買い物の合間に淀短距離Sのロジクライを塗り、家で餃子…

『スター・ウォーズ』カノン完結に際しての簡潔な感想をメモしておく

年の瀬に『スカイウォーカーの夜明け』を観てガックリ。 とはいえ、PS4のゲーム『ジェダイ フォールンオーダー 』をプレイしつつ、高橋ヨシキ氏の『スター・ウォーズ 禁断の真実』を読み、過去作を見返し……と、なんだかんだスター・ウォーズにどっぷりだった…

金杯はいつも当たらない(2020中山金杯予想)

理解できないからこそ知りたい欲求が湧く。 年末年始に手に取った『不確定性原理ー運命への挑戦』も、まさしくそんな興味から読み進め始めた本だった。 要旨は「卑近な例を挙げながら量子論を“やさしく”解説する」というもの。しかし、いかんせん文系一直線…

新年のご挨拶:ブログを再起動しました

住居を移し、会社員になり、気づけば100日以上も更新していなかった『放談リハビリテーション』なわけですが、2020年から記事タイトルの通り再起動させようと思いまして。新年にかこつけまして。そういうわけでして。 スター・ウォーズもターミネーターもマ…

最高の中華料理屋があってさ(関屋記念予想)

客にとっての見やすさよりも店員にとってのそれが優先されたテレビの配置。 注文を聞きに回る本国生まれと思しき女性は健気を絵にしたような人当たりの良さ。 黒々した乳首を薄っぺらいTシャツから透かし見せながら中華鍋を振る料理人の皆。 22時過ぎ。マス…

月末作者コメント:2019年7月

ブログを更新する。しかし、翌日には何を書いたかもう忘れている……。そんな繰り返しに、終止符を打ちたいのねん! そう考えた私が自分自身の読み返しを兼ねて、子供の頃に好きだった『浦安鉄筋家族』の巻末作者コメントの真似事をしてみようと思った次第です…

タトゥーを彫りながら書きました(中京記念予想)

タトゥーを彫ってもらいながらこのエントリを更新しています。 いまちょうど2/3くらいが終わったところ(と彫り師に言われたところ)。BGMにはバーナボーイのAnybodyが(これまでに2,3回繰り返したその曲が)流れています。 あとはタトゥーマシーンの「ジーーー…

近況を報告しつつ(函館記念予想)

先週は別のところで書いている原稿の締め切りが重なって拙ブログを更新する余裕がありませんでした。もともと筆は早いタイプ。しかも好き勝手に書けばいいだけ。そんなブログすら更新する余裕がなかった。色々とお察しいただければと思います。毎週の更新を…

月末作者コメント:2019年6月

ブログを更新する。しかし、翌日には何を書いたかもう忘れている……。そんな繰り返しに、終止符を打ちたいのねん! そう考えた私が自分自身の読み返しを兼ねて、子供の頃に好きだった『浦安鉄筋家族』の巻末作者コメントの真似事をしてみようと思った次第です…

不条理と向き合うーーアルベール・カミュの心持ちで(ラジオNIKKEI賞予想)

午後からWINS汐留に出向き、友人と馬券を打つ。取り取られを繰り返し、プラスマイナスほぼ0の戦況で迎えた最終レース。その日の勝負レース候補の一つであった函館12Rで攻勢をかけた。本命はローリングタワー。 スタートの瞬間の画像がこれだ。ゲートが開いた…