2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「予想通り10万の負け。帰り、ヤケ酒とラーメン」――あるギャンブル中毒者(男性・50代・会社員)の日記を読む

自宅からほど近くに「手帳類図書室」という施設がある。 人が記した手帳や日記やネタ帳など、あらゆる「手帳類」を収集する志良堂正史のコレクションを読むことができます。ギャラリーの一画で、誰にも見せるつもりじゃなかった手帳類を、1時間1000円からご…

相応しさ(高松宮記念予想)

今週も無観客開催である。競馬場・場外馬券場に足を運べない週末に、いい加減飽き飽きしてきている。が、世間は新型コロナウイルスでてんやわんや。仕方ない。今週も自宅のテレビ越しにレースを眺める。さて、高松宮記念の話。言わずとしれた電撃戦。とにか…

『賭博者』を読んだ

って、読んだのはもうずいぶんと前のことではあるんですが……Twitterのタイムラインに読後の感想が流れてきたので、それに引っ張られるかたちで所感を書き残す。 『賭博者』はドストエフスキーが45歳のとき(『罪と罰』執筆の時期に重なるとされる)に著した…

俺という愚かな生き物(阪神大賞典予想)

人っていうのは……っていうと主語が大きすぎるか。少なくとも私にとって、この度の新型コロナウイルスの一連の騒ぎはそこまで大きな問題ではない。想像力が足りないといわれても仕方ないが、トイレットペーパーもティッシュペーパーも備蓄があるし、仕事も騒…

一競馬ファンによる新型コロナウイルスについての覚書

(少なくとも自分の知るかぎりでは)SF作品にも描かれてこなかったような“鈍い停滞”に世間が包まれている。 中央競馬は無観客開催を決めて2週間。次の開催もこの急場の処置が続くと発表された。つまり、馬券を楽しむ世の中の競馬ファンが1人残らず全員電子投…

ご当地グルメin賭場ーー「WINS高松」の「うどん」は旨いのか

見知らぬ土地を訪れ、専門紙を広げ、博打を打つ。旅打ちのあの心躍る感覚はギャンブルを愛する身であれば、誰もが共感できるものだろう。他に旅打ちの魅力はというと……「食事」だろうか。地場の名物を腹一杯味わう。そんな旅の根源的な喜びはギャンブラーで…