よー、そこの酒飲みよ。最強のつまみ「せんじ肉」を知っているか?知らないなら今すぐポチれ!つくれ!

 酒飲みには各々こだわりのつまみがある。ある人は松前漬け、ある人は鮭とば、ある人は奈良漬、ある人はどて焼き……地域にこだわらなければ、なんだ。韓国海苔だって美味いもんだ。酒徒にとっての立派なつまみたりうる。
 まあそんな前置きはなんだっていい。まず、あなたに聞いてみたい。あなたにとっての最高のつまみはなんだろうか? 一度思い浮かべてほしい。

 

 

 


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 きっと、多くの人の頭に「せんじ肉」が思い浮かんでいることだろう。
 なんだって? せんじ肉を知らない……だって? それはアレだ。酒飲みとしてモグリだ。

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こんなやつだったり、

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こんなやつだったり。

 

 どれも見たことがないか……そうか……それも無理もない話かもしれない。さっきはモグリだと言ったことは謝罪して撤回する。なんといったって、いまだに広島県のアンテナショップでしか、その姿を見たことがない。こんなに美味いにもかかわらず。まだまだ市民権を得られていないのだ。由々しき事態としか表現のしようがない。


 なんだって? 美味ければ勝手に人気になるだろうって? そこまでの美味さじゃないから市民権を得られていないんだろうって?
 その判断は早計だ。

 

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 これならば見たことがあるんじゃないだろうか?


 コンビニでたまに見かけるこれも「せんじ肉」の亜種である(多分)。しかし、これが、なんとも、うまくない……とは言わないまでもせんじ肉のポテンシャルを発揮しきれていない……多くの人に受けいられようとしたのか、なんとも最大公約数的というか……ボヤけた味なのである。しかも、量も少ない。

 

 そこで、今回のエントリでは「せんじ肉」の作り方を紹介する。早速行こう。

 

 作り方は簡単だ。

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 まずはホルモン(できればガツがいいが、ガツはなかなか売っていない。好きなホルモンでいいというのが俺の見解だ)を用意する。

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 そのホルモンがボイルされていなければ、臭みを取るために茹でこぼしをしよう。やり方は適当でいい。なんとなく茹でて、なんとなく灰汁を取る。なんとなく灰汁が出なくなれば、終わりだ。

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 茹で上がったホルモンは水気を取ろう。キッチンペーパーを押し付ければいい。イージーな作業だ。

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 続いて油を温める。そうだな、温度は150℃くらいだろうか。これもまあわりかし適当でいい。その油にホルモンをぶち込め。ちなみに、ホルモンの水気が十分にとれてないと、写真のように油がハネる。小学校家庭科の注意点だが、気をつけるに越したことはないだろう。気をつけよう。

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 そしてできあがったものがこれだ。せんじ肉だ。塩を全体に振りかけて口に放り込んでごらんなさい。美味い肉がそこにできあがっているはずだ。雑な調理でも美味い。噛めば噛むほど美味い。ビールに最適。これからの季節に最適だ。


 しかもこのせんじ肉、つまみとしてだけでなく、料理にも使える。一度つくれば一週間は平気で保存できる。常備肉としても、とかく優秀なのである。はあ。一息に書ききってしまった。