音声配信番組を始めました

日記を含め、ブログの更新がぱたりと止まっておりましたが、友人たちと音声配信番組を始めようと、そんな個人活動をせこせこと進めていたのです。 なんとなくnoteを基盤にして、Sportify・Google Podcast・Apple Podcastなど各種プラットフォームで配信を開…

俺の日々 2020年12月後半

内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…

俺の日々 2020年12月前半

内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…

俺の日々 2020年11月後半

内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…

やめてほしい居酒屋の「注文コール」の話

居酒屋で注文をした際に店員から「ハイヨロコンデ!」とけたたましい声をあげられた経験のある人は少なくないだろう。あのかけ声、実は居酒屋チェーン「やるき茶屋」にルーツがあるという。『ZUU online』で公開された記事「「はい、よろこんで!」のルーツ…

俺の日々 2020年11月前半

内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…

俺の日々 2020年10月後半

内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…

俺の日々 2020年10月前半

内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…

俺の日々 2020年9月後半

内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…

え? まだ「在日」を謗りとして使ってるんですか? ド級の移民小説『パチンコ』をすぐに読んでくださいよ!

海外ではえらく評価されているにもかかわらず、日本での評価は騒ぎ立てるほどのことではない。白人コンプレックスを根深く抱える国*1でありながらも、そんな作品は実は数多い。『アンカル』だって、『アステリックス』だって、『プチ・ニコラ』だってそうだ…

俺の日々 2020年9月前半

内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…

祝!場外馬券場入場再開!WINS後楽園の様子を観察してきた

めでたい。ただただ、めでたい。2020年9月12日、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から入場禁止となっていた一部の競馬場(パークウインズ)・場外馬券場が営業を再開した。 迷わず足を運ぶ。行き先はWINS後楽園。上京してから長らく通い続けた「なじみ…

俺の日々 2020年8月後半

内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…

最高の「応援」映画『アルプススタンドのはしの方』を観た

これは傑作かもわからんね。振り返りながら(夜食の準備を後回しにして)感想をまとめる。 物語の背景・あらすじはこうだ。 第63回全国高等学校演劇大会で最優秀賞となる文部科学大臣賞を受賞し、全国の高校で上演され続けている兵庫県立東播磨高校演劇部の…

俺の日々 2020年8月前半

内田百閒、吾妻ひでお、目黒孝二、大森望、坪内祐三……魅力を感じる文章の書き手が綴る「日記」が好きだ。そもそも書き手自身に魅力を感じているから日記を読んでも面白いといえば、それまでであるが、「日記」にはふつうの文章とは違った色合いが出る。とい…

かつての俺よ、考えを改めろ!「かに道楽」は味も雰囲気も抜群のエンターテイメント空間である

衒いもなく主語が大きな話から書き始める。人類は以下の4つに分類できる。 1.「かに道楽」へ行ったことがある人間2.「かに道楽」へ行ったことがない人間3.「かに道楽」へ行った記憶はないが実は行ったことのある人間4.「かに道楽」へ行った覚えがあるが実は…

砂漠に屹立するギャンブラーたちの魔窟「カジノ ・タワー」の最上階を目指せ!ーー『黄色い夜』を読む

黄色い夜 (集英社文芸単行本) 作者:宮内悠介 発売日: 2020/07/03 メディア: Kindle版 ギャンブルほど多くの民衆の時間と労力とお金とが注ぎ込まれていながら、研究者に語られてこなかった分野があるだろうか……僕が「ギャンブル」という題材に惹かれ続けてい…

野球!野球!野球!

※写真はいつだったかの試合でうなだれる私 「さあ明日から始まるねえ!」 なんて声が聞こえてくるとは思わなかった。ちょうど今日の夕方の話。近所を歩いていると、喫煙所で休憩するとサラリーマンらしきおじさんが楽しげにしゃべっていた。部下らしき男性は…

博打電脳放浪記:ストリートビューを使って競馬場に行った気になる(浦和競馬場)

緊急事態宣言が解除されて数週間が過ぎた。第二波が来るだの東京アラートだのなんだのと騒がれながらも、街は徐々に活気を取り戻しつつある。東京では居酒屋も24時までの開店が認められ、NPBの開幕もあともう少し。地方の場外馬券売り場では営業を再開してい…

よー、そこの酒飲みよ。最強のつまみ「せんじ肉」を知っているか?知らないなら今すぐポチれ!つくれ!

酒飲みには各々こだわりのつまみがある。ある人は松前漬け、ある人は鮭とば、ある人は奈良漬、ある人はどて焼き……地域にこだわらなければ、なんだ。韓国海苔だって美味いもんだ。酒徒にとっての立派なつまみたりうる。 まあそんな前置きはなんだっていい。ま…

コロナ禍:ダービーデイの東京競馬場をレポートする

日本ダービーは特別なレースだ。その特別さは説明が難しい。いや、説明しようとすればできるものの、説明することそのものこそが軽薄に感じられる。そんな特別さがある。特別なものは特別なのであって、特別以外の何物でもないのだ。そんなトートロジーが許…

キムタクすげえ…… 『JUDGE EYES』を楽しんだゴールデンウィーク(NHKマイルカップ予想)

気分よく外出を楽しめなかった今年のゴールデンウィーク。外出自粛の是非はさておき、連休のほとんどを部屋で過ごしたという人も少なくないだろう。かくいう私もその一人だ。 ここで資格だとか英会話の勉強でもすれば、もう少しまともな生活ができる人生が歩…

逡巡しながら……しかないのかね(皐月賞予想)

左を向いても右を向いても、コロナ、コロナ、コロナである。自然とブログにもそんな話題が増える。それがリアルというもんだ。晩酌を終えて点けたテレビで見かけた番組の話をしたい。 「緊急対談 パンデミックが変える世界 〜海外の知性が語る展望〜」パンデ…

みんなの記憶の片隅にある「“駅ビル”の思い出」(大阪杯予想)

あなたには思い出の駅ビルがあるだろうか。俺にはある。というわけで書く。 俺の知らぬ間に「ASSE」が閉館していた。54年の歴史に幕をおろしたという。パッとしないアパレルショップ、品揃えの悪い書店、小汚いトイレ、観光客に金を落としてもらうための狙い…

「予想通り10万の負け。帰り、ヤケ酒とラーメン」――あるギャンブル中毒者(男性・50代・会社員)の日記を読む

自宅からほど近くに「手帳類図書室」という施設がある。 人が記した手帳や日記やネタ帳など、あらゆる「手帳類」を収集する志良堂正史のコレクションを読むことができます。ギャラリーの一画で、誰にも見せるつもりじゃなかった手帳類を、1時間1000円からご…

相応しさ(高松宮記念予想)

今週も無観客開催である。競馬場・場外馬券場に足を運べない週末に、いい加減飽き飽きしてきている。が、世間は新型コロナウイルスでてんやわんや。仕方ない。今週も自宅のテレビ越しにレースを眺める。さて、高松宮記念の話。言わずとしれた電撃戦。とにか…

『賭博者』を読んだ

って、読んだのはもうずいぶんと前のことではあるんですが……Twitterのタイムラインに読後の感想が流れてきたので、それに引っ張られるかたちで所感を書き残す。 『賭博者』はドストエフスキーが45歳のとき(『罪と罰』執筆の時期に重なるとされる)に著した…

俺という愚かな生き物(阪神大賞典予想)

人っていうのは……っていうと主語が大きすぎるか。少なくとも私にとって、この度の新型コロナウイルスの一連の騒ぎはそこまで大きな問題ではない。想像力が足りないといわれても仕方ないが、トイレットペーパーもティッシュペーパーも備蓄があるし、仕事も騒…

一競馬ファンによる新型コロナウイルスについての覚書

(少なくとも自分の知るかぎりでは)SF作品にも描かれてこなかったような“鈍い停滞”に世間が包まれている。 中央競馬は無観客開催を決めて2週間。次の開催もこの急場の処置が続くと発表された。つまり、馬券を楽しむ世の中の競馬ファンが1人残らず全員電子投…

ご当地グルメin賭場ーー「WINS高松」の「うどん」は旨いのか

見知らぬ土地を訪れ、専門紙を広げ、博打を打つ。旅打ちのあの心躍る感覚はギャンブルを愛する身であれば、誰もが共感できるものだろう。他に旅打ちの魅力はというと……「食事」だろうか。地場の名物を腹一杯味わう。そんな旅の根源的な喜びはギャンブラーで…