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私の週間食卓日記(スプリンターズS)

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タイトルにした『私の週間食卓日記』とは、週替わりさまざまな著名人が自分の一週間の食生活を細かく、エッセイ風に記し、それに対して管理栄養士が感想とともに、その食生活を採点するという、週刊新潮の人気連載のことでして……って、こんな説明じゃわかりづらいか。例をあげるために、探検家・ノンフィクション作家の角幡唯介の回を引用すると、
「8月26日(金)
……学生時代はすぐに"シャリバテ"の状態となったが、最近は新陳代謝が落ちたのか山でも腹が減ってバテることがほとんどない……はずなのだが、今回はどういうわけか妙に腹が減る。ということで、この日は久しぶりに釣りに時間を割くことにした。朝はいつものように棒ラーメンに煮干や乾物類を入れる。沢には岩魚がうようよしており午前中に4匹釣り上げた。途中、かりんとうやドライフルーツ、ミックスナッツ、グラノーラなどを一緒にした行動食を120gくらいつまむ。」
といった具合で一週間の出来事と食事を合わせ書く、すると最後に管理栄養士の先生から
「……非常用携行食として、高エネルギーの脂質が期待できるかりんとう持参はナルホドと感心する。……緑黄色野菜は毎日あってもいい食品。腹持ちは弱いが、傷口の修復、免疫など見えない生理的働きがある食品だ。78点」
と、まとめられる。うん、わかりやすくなったはず。

 

   連載回数は今日までに942回を数えるという超大人気連載。単純計算で18年も続いているこのコーナーである事件が起きた。概ね、70点だとか、80点だとか、そういったソツのない点数がつけられることが多いこの連載で、早稲田の酒飲みおじさんこと大竹聡が前代未聞の点数を叩き出したのだ。
[採点不能]
連載940回目にして初。酒に関する著書の多い人なので、この点数は失態ではなく、快挙といったところか。そんな点数をつけられた氏の文章のごく一部を引用すると、
「8月27日(土)
その後、前夜寄れなかった中河原『真仲』へ新刊とチラシを手に入店。レモンサワーを5杯。最後は『DAN』。スコッチとバーボンを2杯ずつ、計4杯。途中、ジョッキの縁の下1cmのところまで、キンミヤの入ったジャスミンハイも1杯。なんだこのふざけた酒は……。さすがに、きついぜ。帰宅3時。」
こんな調子が1週間続く。
文章の途中途中には都内の渋い酒場の店名がいくつも羅列され、アルコールの匂いが香ってくるかのごとし。それもそのはず、俺はいま入院中で断酒しているのだ。活字からアルコールのスメルを感じ取ってもなんら不思議はない。とにかく、とにかく羨ましい。病院を出たら、すぐそこにあるスーパーでしこたま飲んで、酔いつぶれてやることを決心した。「酒を飲むな、酒を飲むな」と、押さえ付けられば押さえ付けられるほど、その反発で飲むんだぞー、わからせてやる。酒の美味しさを思い出させてくれてありがとう大竹聡。そういえば、彼も競馬が好きだった。

ってことで、無理やり感はあるけど秋のG1の話。今週はスプリンターズS。今回も1番人気が確実なビッグアーサーは、前走絶好のスタートからそのまま逃げきった際のジョッキーの乗り方について、競馬評論家(?)の細江純子から批判めいた疑問が投げかけられた。すると、乗り役の福永祐一が真っ向から反発。なんともプロレス的な事態になっていて、今回の福永がどう乗るか(まあ逃げないと思うけど…)も注目が集まっておりますね。それはさておき、スプリンターズSの舞台中山1200mの芝コースはとにかくテンが早くなりやすい。それもそのはず、最後の直線に待ち構える上り坂まで、ずーっと下り坂が続いているからだ。テンからハイペースでラップが刻まれるうえに、近年、芝が柔らかくなってきていることも相まって、前にいった馬が沈みやすい舞台ともいえる。じゃあ差し有利ですね、と安易に捉えるのもよくなくて、タイトな流れになることから、いわゆるディープインパクト産駒的なキレ脚の馬も得意な舞台とは言いづらい。じゃあ何を買えばいいのか。結論から、レッドファルクスですよ。
土曜日のレースを見たかぎり、馬場は重め。明日1日晴れるからといっても、週中の雨もあって、そこまで回復しないと見た。となると浮上するのがレッドファルクス。スウェプトオーヴァーボード産駒のS系でいまが連チャン期。芝ダート兼用種牡馬で重馬場も苦にせず、ハイラップへの適性も言わずもがな。馬場次第、馬場次第ではあるものの(と逃げ道をつくっておきながら)、レッドファルクス軸で間違いない。ここ最近ダートばかり使われてきた馬だけど、ダートの連続使用から芝替わりのレースっていう流れでは[2・0・0・1]と結果を残してるんですよね。俺のいま置かれている状況と似ている。「ダートで走れダートで走れ」と、押さえ付けられれば押さえ付けられるほど、その反発で芝で走るのだ。ってのは冗談で、鮮度で走るタイプっすよね、きっと。2走目の今回は、まだその鮮度が残ってるはず。加えて連チャン期と見て、購入する馬券は馬連、ワイド。相手には、絶対的な中山適性、前でしぶとく粘り込んでもおかしくないサクラゴスペルをはじめとしてビッグアーサーシュウジスノードラゴン、ウリウリあたりを選ぶ所存です。