得手・不得手(中京記念)
日曜日は3戦3勝と具合がよかった。前走の詰まり具合からすると、裸同然の斤量だったケイティープライドから総流しで取った馬連がウマかったし、函館・重馬場巧者ツクバアズマオーとのワイドが拾えたのもウマかった。その払戻金で飲み食いした野方の秋元屋もいつもと変わらずウマかった。都内で2番目にウマいもつ焼き屋ということを再確認した。
巴賞500回見直して決めた。復帰以降めちゃくちゃ調子悪い印象の浜中が気がかりだけど函館記念はケイティープライドから総流し。
— BxKxN (@_BxKxN_) 2016年7月17日
*ちゃんと購入直前にツイートした
函館記念は、マイネルミラノが無理してハナを切るものの、オツウも譲らず、マイネルミラノ丹内が根負け、オツウが粘り込むという展開を予想して、ブログにもそう書いてしまっていたけど、レースを見てみると、丹内じゃなくて北村の方が空気を読みやがった。(丹内の勝利騎手インタビューで「北村くんも、控えて“くれて”よかったです……」とか言われてたぞ、北村よ……)北村を信頼しなくてよかった。
それにしても、この日は興味深いレースが多かった。良血が集った中京の新馬戦は、ショウナンマイティの半弟マイティドリームも、ラブリーデイの全弟プレストも惨敗。(とはいえ、マイティドリームは追い切りが足りていなかった結果に思えるが) 福島メインのバーデンバーデンCでは、九州産馬キリシマオジョウが満を持して復帰。朝日杯FSの勝利騎手インタビューでC・ルメールに「小牧さん京都駅に行きました」と言われてたあの馬のことだけど、あのレース以来、馬群を怖がるわ、調教にも全くいきたがらないわ、と強者との競馬による恐怖を散々味わわされた馬が中央のレースをなんとか走り切った。それだけで立派。小学校の頃の運動会、全盛期の小錦に瓜二つの体型で、地元のテレビ局がびっくり小学生として取材に来るほどの肥満体だったH谷君が、案の定ビリながら100m走を走り抜いた時に寄せられた拍手とは似ているようで、まったく違った意味のあるレース。まあ、俺はオウノミチの乗り役に大きな拍手を送ってたんだけど。とはいえ、どんな人にも得意な条件ってもんがあるだけにH谷くんのことを悪く言っているつもりはない。巨人に居た川相だって、ホームランは打てないけど、バントの技術だったら大谷翔平を大いに勝っていた。H谷君だって、相撲なら学校一の強さを誇っていただろう。
中京記念の本命候補の筆頭は(2枠~中枠を引いたうえで、当日外差し馬場になっていないという条件付きだけど)カレンケカリーナ。中京では[2・2・0・2]と好成績を収めているし、マイルの戦績も[3・2・0・2]と抜群、加えて左回りのコースでは[4・4・1・4]と、ここで買わなきゃどこで買うのかという実績。近走は内容も結果も伴っていないレースが目立つものの、府中牝馬ステークスは前走激走後のストレスが出ての凡走、ターコイズステークスは出遅れが響いて惨敗ながらも勝ち馬とのタイム差は0.5秒。福島牝馬ステークスでは、4つコーナーの小回りコースにヤラれたかたち。しかもいずれもハーツクライ産駒にとって鬼門ともいえる外枠を引いてしまっているので、どうしようもなかった。持ちタイム的にしんどいところはあるものの、得意の条件が揃いきっている今回、集中して走りきってくれることを願う。H谷くんが100m走はダントツのビリだったけど、相撲なら間違いなく学校一強かったように、どんな馬にも得意な条件ってもんがあるんだ。カレンケカリーナは中京記念がそれ。