三日間開催を終えて

遊ぶ金と時間がないからということもあるが、今年の博打はノロノロ運転。メインレースを中心にお気に入り馬をつまみ買いする程度でカジュアルに楽しんでいる。
2020年初の三日間開催もそんな具合だった。買い物の合間に淀短距離Sロジクライを塗り、家で餃子をつくりながらタガノビューティの走りを眺め、散歩ついでにウインドラブリーナを買った。
ハズレ、ハズレ、ハズレ。
盛り上がる瞬間すらなく、書いていないレースも含めて全てのレースが不的中という無残な結果。
「カジュアルに楽しんでいる」と書きこそしたものの、負けたら負けたで、相応に悔しい。
せめてブログ更新のネタとして消費するしかない。

 

最悪の事態こそ免れたものの、新年早々アメリカとイランが緊迫状態に置かれ、ザワザワした心持ちが続いた。政治・経済への参加意識がまるでない私のような人間ですら、今回の問題を子細に解説する記事を熟読し、最悪の事態を憂いた。杞憂に終わったからよかったものの、事が事だけに気が気じゃないような心持ちは続いた。プライベートでも、周りの不幸が重なったり、持病が痛み出したり。なにかとパッとしない日々が続いたこともあってか、かなり気落ちしていた一週間を過ごしていたように思う。

 

だが、そんな気持ちも場外馬券場に一歩足を踏み入れると幾分晴れやかになる。大方の確率でこれから金をドブに捨てることになるとわかっていながら、上気してしまうんだから不思議なもんだ。


なんというか…… “○○に救われた”なんて感じたことはないし、そう言う人を目にするたびに「まあ大袈裟なこと言っちゃって…」と思っていたが、“気づかぬうちに○○に救われていた”ということは、もしかするとあるのかもしれない。
そんなことを感じた三日間開催だった。
毎週繰り返されるレースの規則正しさが。変わらずそこに居る無彩色の衣類を身に纏った人の姿が。俺に安心を運んできた。
そんなふうに言い聞かせて馬券購入を正当化。来週もまた場外馬券場に出向く。