続けることの話(エプソムC予想)

石の上にも三年。継続は力なり。雨垂れ石を穿つ。愚公山を移す。臥薪嘗胆。不断節季。万里一空。積土成山。積水成淵。粒々辛苦。

何かを続けて何かを成すことは、どうも人の心を打つ普遍的な魅力があるようで、現在に至るまで多くの故事成語・ことわざとして、語り継がれてきた。


たしかに何かを続けて何かを成すということは、それはそれは美しいことだと感じる。的場文男東京ダービーを勝てばいたく感動するだろうし、艱難の果てに2,000本安打を達成した新井貴浩の姿には涙がこぼれる一歩手前までいった。身の回りに熱心に仕事を続けて昇進を重ねる憧れの先輩がいる、という人も少なくないだろう。

しかし、それは何かを成しているからこそ生まれる魅力であって、何かを続けることそのものに価値はあるのだろうか。

続けるという選択には弊害もある。例えば昨今の高齢者による危険運転問題もそうだ。

(これまでも起こっていた事故が顕在化しているだけでは…という考えを持ちつつも)彼ら彼女らは運転をし続けてしまったがために、悲惨な事故を起こしてしまった。決まりきってこぼす言い訳は「アクセルとブレーキを踏み間違えて」だ。これ以上書き連ねることも嫌になるほど悲惨な事故を起こしておきながら。そんな言い訳を吐く。


というわけで早々に競馬の話に移る。

エプソムカップで本命の印を落とした馬はプロディガルサン。これまで幾度もこの馬に本命を打ち続けては、裏切られ、馬名の由来(「放蕩息子」)をひしひしと味わわされてきている。

正直に書くとここでも買い続けるべきなのか、それともここでその継続に終止符を打つべきなのか考えた。しかし、まだ買い続ける。本命はプロディガルサン。

アクセルとブレーキを踏み間違えてしまう。そんな事態に陥らない結果を願いながらレースを見守る。


プロディガルサンに本命を打ってきた足跡はこちらからご覧いただけます……

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