失恋について(金鯱賞予想)

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どこの馬の骨が書いた文章かわからないが、特に恋愛において、二進も三進も行かず、考えがまとまらなくなり、Yahoo!知恵袋だとかそういう類の質問投稿サイトに頼ることがある。質問の投稿こそしたことがないものの、似たような環境、似たような状態の人が投稿した質問を見つけ、そこに寄せられた回答を見ながら「はあ」と頭を縦に斜めに横にひねってみるのだ。

そんな質問投稿サイトのひとつOKWaveが恋愛関係の質問をテキストマイニングした結果が興味深かったので、今日はそれについて。恋愛に悩む男性は「情けない」という言葉を、恋愛に悩む女性は「悲しい」という言葉を多用する傾向にあるという。

どちらも、一見するとネガティブな印象を受けるものの、女性の「悲しい」という言葉は、「5年付き合った彼と今日別れたけど、不思議と全然悲しくない」「悲しい恋をしたあとに幸せな恋をした人の話が聞きたい」など、悲しさを憂うものよりも、ひとつの感情として処理しているものが多い。男性は「情けない」とウジウジ悩んでいる一方で、女性は「悲しい」けど、問題の所在を自分に求めず、感情の問題として処理しているというわけだ。いわゆる「男は過去の恋をフォルダに分けてしまっておくけれど、女は恋を上書きしていく」というそれに近い傾向なのかもしれない。


しかし、女性が使う「元カレ」の出現率は、男性の「元カノ」の出現率より多いのだという。復縁についての悩みは女性の方が多い、というのだ。これはなんだ。上書きをするにはするけど、別れを迎えたからすぐに上書き、というわけではなく、上書きされない限りは直前の恋は残ったままで、その分、復縁を考えがちというのが女性の発想の傾向なのか。いやはや恋愛はわからん。振り出しに戻る、である。そうして、私はまた何か折に触れて、Yahoo!知恵袋なり質問投稿サイトをクロールするのだろう。いやはや、なんとも「情けない」話である。


さて、今週末に開催される金鯱賞はG1かと見紛うほどの豪華なメンバーがそろった。本命はムイトオブリガード。

これまで何度も本命の印を落とし続けている馬で、その度に裏切られてきたが、まだ私はこの馬の強い勝ち方が忘れられないのだ。なんとかもう一度、私が馬券を握っているレースで強い姿を見せてほしい……って、元カノのことを忘れられずウジウジ復縁を考える男みたいな思考に陥ってしまった。

金鯱賞は競馬を始めて以来一度も的中させたことがない重賞だが、今回の金鯱賞こそは過去の辛い記憶を上書きできる結果になることを願う……って、今度は元カレが忘れられず新しい記憶を求める女みたいな発想になってしまった。

……って、オチが無理矢理かつ軽薄……

どうやってこの文章を終わらせようか。オチの付け方をYahoo!知恵袋で質問するしかないかもしれない。というわけで、落語的な、そんなオチで。