子供の頃のマイベストゲーム(京都記念予想)

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子供の頃に流行していた『大乱闘スマッシュブラザーズ』では、いつもマルスというキャラクターを選び、友人同士の対戦に臨んでいた。別段強いキャラクターというわけではなかったが、『ファイアーエムブレム』というゲームが好きで、そこに登場する彼を自在に動かせることがキャラクターチョイスの大きな理由だったのだと思う。特段プレイングが上手いわけでもなく、勝つことができるのは10回に1回程度で毎度ボコボコにされたが、マルスを使うことにこだわり続けた。もうそれだけ思い出のゲーム。同じような人になかなか会うことはないが、子供の頃のマイベストゲームは間違いなく『ファイアーエムブレム』だ。

ファイアーエムブレム』は、ターンごとに各キャラを移動・攻撃・回復・待機させながら、敵陣の制圧を目指すシミュレーションゲームで、1度死んだキャラクターは2度と復活しないという鬼畜システムがゲームの大きな特徴。それだけに、1人ひとりのキャラクターをなんとか殺されないように慎重にことを進める必要があり、その緊張感がキャラクターへの愛着をどんどん湧かせたものだった。

はじめは味方キャラクターが数人しかいないものの、“面”を進めるごとに、敵軍の主要キャラクターを自軍に仲間入りさせることができ、終盤には(味方を大勢殺されていなければ)大所帯となるのがこのゲームの通例。各キャラクターの背景が絡み合う壮大なファンタジーシナリオに夢を見た。

面ごとに仲間入りさせられるキャラクターを複数のうちから選ぶことができるのも醍醐味で、一度クリアしたあとも「あのキャラを仲間入りさせてみたら、どんなストーリーになるんだろう」と周回プレイを楽しむことができる点も、ゲームをなかなか買い与えてもらえなかった家庭に育った身として、『ファイアーエムブレム』を購入・プレイする理由だったのかもしれない。


仲間入り、といえば競馬の話。2018年の菊花賞で4角から外を回して着外に沈んだブラストワンピースはその後有馬記念を1着、同様に菊花賞で外を回したグローリーヴェイズは次走日経新春杯を制した。京都記念で本命の印を打つタイムフライヤーも同じく菊花賞で外を回って着外に沈んだ馬の一頭だ。中山金杯では辛酸を舐めさせられたものの、自分のタイミングで動けなかったぶんの着差だと見た。『ファイアーエムブレム』ではないが、菊花賞外回した後の重賞制覇馬へ“仲間入り”といきたい。