占い(菊花賞予想)

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毎朝流れているニュース番組。必ずと言っていいほど、占いのコーナーがある。
今日の天秤座の運勢
あなたの才能やスキルが大いに役立ちそうな予感。人が困っているときに、さりげなく適切なアドバイスができるでしょう。ラッキーアイテムはシルバーアクセサリー。
ってな具合で12星座のその日の運勢が紹介されるわけだけど、一体どこの誰にどんな需要があるんだろうか。
「大塚さんの天秤座は…おめでとうございます!第1位〜♡」
なんて、女子アナが司会者の男性の星座を取り上げながら、おべっか使うさまを見せられて、一体何をこちらは感じればいいのか、未だにわかってない。
結果に一喜一憂するくらいが愛嬌あっていいのはわかる。ただ、あんなもん少したりとも信用してはいけない、うん。


小学生の頃、中学受験をしていた自分は、その日兵庫のホテルに泊まっていた。
地元広島で通っていた塾からの"合格したら図書カードプレゼント""宿泊・交通費無料"という甘い誘いに乗ったのだ。
しかし、いくら受験生とはいえ、小学6年生のクソガキにとって、親元を離れての旅行となれば、勉強の二文字なんて忘却の彼方。
塾の友達と2人でアヘアヘ言いながら夜更かしして、アヘアヘ言いながら朝食バイキングを堪能して、アヘアヘ言いながらテレビ見て……いると、ホテルの朝食会場で映し出されていたニュース番組で自分の星座が第1位として紹介されていた。
これは嬉しかった。
もともと合格水準ギリギリの偏差値に届いていたうえに、占いのランキングは1位。なんならラッキーアイテムのキシリトールガムをホテルの売店で買って、それを噛みながらテスト会場に向かったりして。鬼に金棒なんて思って問題を解いてみたりして。
結果はあっさり不合格だった。
それもそのはず。算数の中盤以降さっぱり問題の意味が解らなかったもんね。
あまりにも問題が解けないあまり、途中からは朝の占いに対しての恨みしか浮かんでこなかったもんね。当時キャスターを務めていた小島奈津子のニヤニヤした笑顔しか浮かんでこなかったもんね。
占いなんか信用してはいけない、うん。


とはいえ、今年の菊花賞は占いにでも頼りたくなるような難しさがある。
台風接近による馬場の悪化に加えて、未知の3000mという距離。最重要トライアルレースである神戸新聞杯のラップ推移のアテにならなさ、ダービーだって今年の展開じゃ参照するに足りない。
そんな中、本命の印を落としたのは、アルアイン
週中はベストアプローチから入ろうと考えていたものの(最終的には1番人気になるかもしれないけど)アルアインが現時点で3番人気なら致し方ない。
前哨戦を軽く負けてストレスを軽減させたのが好感。半妹のゴールドエッセンスも重馬場・不良馬場で最速の上がりを繰り出していますし、この馬自身キレに頼るタイプというよりはパワー寄りに取っていて、今日の馬場を苦にするとは思えず。皐月で見せた高速適性をどう取るかで取捨が分かれそうなところだけど、そこは量で対応したということで自分を納得させた。
皐月と菊花の二冠馬が多いのは、そのラップ推移の相似に理由があると思っていて。ミドルで淀みなく刻むペースを4角でいかに前で受けて脚を残せるかが勝負。あとは5Fさらにその脚を持続させられるかどうか。となると、今日の馬場で問われるのは騎手の腕も大きそうで。
出遅れてもスッと先団につけられる二の脚も証明済みですし、多少馬体を絞ってて出てきてくれると何よりです。


ある競馬ファンの言葉を引用すると
菊花賞はテストみたいなもの。1年間の自分の勉強の成果が出る気がする。」
たしかに菊花賞はそういう性格を持つものだと自分自身考えているものの、今年のそれは本当に難しい。
ということで、占いを見てみると

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……
なんとも、競馬に置き換えて受け止められそうな話ですね……
とはいえ、占いなんか信用してはいけない、うん。


占いと競馬といえば、こんな番組が昔あったそうですね。
やっぱり占いなんか信用してはいけない、うん。