毛沢東曰く、(京都大賞典)

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  健康に生きていくのが何よりも大切で難しいこと。健康な体や心が当たり前だったはずが、そうでなくなってしまった人たちを冷静に眺めていると本当にそう思う。メーテルリンクの『青い鳥』みたいに、青い鳥がこんなにも身近にいた、と気づいた瞬間に飛び去っていくんじゃないけど、実際にそれを失った時に、ようやくそのことに気づくんですよね。と、辛気臭い書き出しになるのも入院20日目だから。仕方ない。
    “健康”というと、つい最近、炭水化物の摂取を制限しようとする提言がありましたね。雨後の筍のようにどんどん出てくる健康ブームに関する提言の中でも、たしかにこの提言にはインパクトがあった。それだけに、この説に対する反論も相当なもの。世間的にはダイエットも兼ねて炭水化物制限に賛同する人が多い。これに対して、医者や栄養士からは批判紛糾。俺の受け持ちの看護師でさえ「あんなことやっちゃいけんのにねえ」と腐してぼやくほど、その声はしきり。
    とは言え、新しい発想に風当たりが強いことは得てして当たり前のことですよね。そして、そのうち中間派が出てくるのもお決まりの流れ。「まあ、極端はよくないんじゃないですか。なにごともほどほどが1番ですよ。適度にご飯も食べて、ね。」なんて、毒にも薬にもならない、THE当たり前なことをしたり顔で言いだす人たちが必ず登場してくる。
    ほどほどがいいということは誰もがわかっている。でも、ほどほどだけだと新鮮味がない。どこか刺激的な要素がないと人を惹きつけられない時代ですよ。
かの毛沢東氏も、こうおっしゃっておられる。
「物事は行き過ぎるくらいにやって、ちょうどいい所でとまるものだ」
   それにしても、土日祝の3日間開催。JRA→盛岡→大井っていうのは極端じゃないですかね、俺はそう思うぞ、うん。

   そんな感じの3日間開催最終日、京都大賞典ヒットザターゲットに本命の印を打つ。理由は、キタサンブラックサウンズオブアース、ヤマカツライデンあたりが前目で摩擦の高いレースを展開することが火を見るよりも明らかで、それなら後ろから突き抜けられる人気薄を選択ってところで。
   少々枠順は引っかかる(もはや誰もが知っているヒットザターゲットの内枠変態特性)ものの、小牧ジョッキーなら、すんなり内ラチ沿いにつける競馬をしてくれそう。ストレスも出し切っていてよし。京都2400の舞台はコース形状の都合で直線前を向いた瞬間に馬群がバラけやすいコース。内ラチ沿いで溜めに溜めた脚をズドンと発揮してくれるでしょ。
   スタートしたら一目散に内ラチ沿いにつける。そのヒットザターゲットを眺めるだけ。
   3日間開催に疲れてきてるのでしょうか、単複馬券を握って飲み屋でゆったり厚揚げでレモンサワーでもやりながら“観戦”したいレースです、なんというか。