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俺の競馬はいつになったら走りだすのか

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 函館SSでのローレルベローチェは、大方の予想通り、すんなりとハナに立ち、4コーナーまでは、勝ちパターン通りの逃げ態勢。だったものの、そこから勝ち馬ソルヴェイグに競りかけられて一気に失速、12着に沈み、ゴール板を通過した。前残りの3歳馬2頭が穴を開けた結果だから、展開が向かなかったわけでもない……状態が良くなかったのか、洋芝適性がないのか……直線を向いた瞬間には声も出ず、頭を抱えた。振り返って考えてみると、鉄砲駆けするタイプの馬でもないし、洋芝も初経験、乗り役の中井も函館初騎乗など、他馬以上の不安要素はあった。冷静に判断すれば、納得するしかない結果。だけどもう一度同じレースが開催されたとしても、俺はローレルベローチェの馬券を握りしめていると思う。不安材料を平等に判断して、シビアに馬券を買い続けるということは、本当に難しい。

 馬を猫かわいがりして楽しむような競馬ファンではないけど、レースを見る数が増えれば増えるほど、人馬のドラマに魅せられ、思い入れが生まれる馬もジョッキーも、そのコンビもちらほらと出てきてしまう。「文化だロマンだっていったりしてさ、競馬には何かうさんくささがついて回るような気がする。僕競輪はやったことないけどボートなんかだとシビアな博打の原理の中に身をゆだねてるっていう潔さを感じるね。ところが競馬の場合は中途半端なスタンスを取りやすいっていうか……」と小林薫も言っていた。俺もそう思う。

 思い返せば、ディープインパクトの勝った有馬記念。当時学生だった俺は単勝オッズを眺めながら、こんな強い馬を買わないバカがいるのかと感じていた。ディープに賭けていれば絶対に儲かるのに、ダイワメジャーだとか、メイショウサムソンドリームパスポートなんかの単勝に賭けるってなんてバカな、あんなバカな大人になったらお終いだなと思ったあの日から早10年。今となっては、俺もそんなバカな大人になってしまったようです。結構落ち込んでるんで、今日はこんなところで。