育ちの差(中京記念予想)

思わぬところに育ちは表れる。 まさか成人式のスーツの着こなしにこんなにも差が出るとは思ってもいなかった。いや、ただ単に俺の背が低いから似合ってないんじゃないか、とも察した。だが違うのだ。俺より身長が10cm低い奴でもビシッとキマってる奴はキマっ…

指原莉乃さん(函館記念予想)

HKT48の指原莉乃(24)が、番組ロケで初めてクラブを訪れたがその雰囲気に号泣してしまい、企画が中止になっていたことが明らかになった。「初めてのクラブで酔っぱらいもたくさんいて、話しかけられて、人見知りなんで怖かったんでしょうね。泣いて…

罵詈雑言(七夕賞予想)

書店の辞典棚を見回してみると日本語の多様性に気づかされることしきり。国語辞典だけでも数十種類あり、慣用表現や類語、その他の辞典まで含めると、一生かけて日本語の1割も習得できないような気すらしてくる。感情表現、舞台設定、官能小説用語表現、人物…

環境から飛び出して(スパーキングレディーカップ予想)

Amazonが六本木にポップアップストアを開店するというニュースを目にした。プライム会員の魅力を伝えることが主な目的で、商品販売は行わないとのことだが、日本でも実店舗を展開していきたいという魂胆は透けて見えているし、そのための布石を兼ねているの…

ある棋士について(宝塚記念予想)

豪放磊落(ごうほうらいらく)な人柄で多くの人を魅了した囲碁棋士・藤沢秀行さんと、将棋棋士の芹沢博文さんが、こんな話をしたことがあったという。我々は囲碁や将棋をどれほど分かっているのか。神様が百としたら、どの程度か 二人で紙に数字を書いて見せ…

居場所はどこにある(函館スプリントS予想)

「据え膳食わぬは男の恥」とはよくいうが、実際にそんな現場に遭遇すると、その後に起こりうるめんどくささが透けて見えることが多く、なかなか事には及びづらい。 共に終電を逃した末、Kさんと池袋の公園脇にあるホテルで朝まで過ごした時もそうだった。 K…

釣りから通じる道(エプソムC予想)

時折、無性に刺身が食べたくなる。 一番好きなのはカンパチ。次いでキンメダイ、そしてイワシ。日本酒とセットで出されたらもう犬が腹見せて寝転ぶかのごとく。それくらい好みなのだ。と、刺身を絶賛しておいてなんだが、季節の魚ってなんだって旨いですよね…

『パッパカパー』(作:史村 翔 画:水野トビオ / 発行元:講談社)

——日曜日の夕方 馬券で負けてしまった虚無感に打ちひしがれて酒をあおるように飲んで不貞寝。 ——月曜日の昼 昨日の負けから目を逸らして週末の登録馬を眺める。 ——火曜日の夕方先週末のような失敗を犯すまいと書店のギャンブル棚をギラギラした目で見つめる。…

運動会の季節(安田記念予想)

ラジオを聴いていると運動会の話題。 運動音痴の息子が徒競走で2位になったことを芸人が誇らしげに話していた。「これがねえ、1年のトップバッターだったの。緊張するだろうなあと思って見てたら2位だったんだよ。すごくない?!」同じ番組に出演する芸人も…

【雑記】ブログを書き始めて1年

このブログを書き始めたのは昨年のダービーからというわけで遂に1年が経過。 誰に頼まれるわけでもなく、金に変えようと思うわけでもなく、毎週毎週つらつらと長文を書き連ねるのは、まあ文章が好きだということもあるし、仕事がなくとも文章を書くことで、…

「やっと」「ようやく」「ついに」「とうとう」(日本ダービー予想)

さて、オークスが終わったかと思えば、その翌週にあたる今週末には日本ダービーが開催される。ここ一週間の競馬ファンの体感は世間でいうところのクリスマスから大晦日あたりの忙しさみたいなもんだろう。イベントごとが連続で開催される忙しさだけでなく、…

誤用(オークス予想)

誤用(ごよう、英語:Misuse)とは、通常言葉について言われ、ある言葉の伝統的・慣用的な意味や用法とは異なる、間違った意味や用法でその言葉が使用されることを指す。言葉や単語の意味における誤用以外に、ある特定の目的や用途を持つ物品や道具などが、…

指輪をはめる(ヴィクトリアマイル予想)

競馬場でついていた日。ほとんど全レースをとるかの勢い。それでも段々、退屈になってくる。たとえ勝っていたとしても。レースとレースの間には30分の待ち時間があって、その間に生気が吸い取られていってしまう。競馬場では誰もが暗く落ちこんでいるように…

中京競馬場でただ一度だけ(ローレルベローチェの引退)

これを書いているのは16時45分。昨日までのどんよりした空模様から一転、夏の到来を思わせるような陽射しが降り注いでいる。にわか雨も降ったが、この更新分を書き終える頃には美しいタ焼けが目の前の神田川を染めているだろう。もう夜も近い。うまい酒を飲…

いい仕事がしたい(NHKマイルカップ予想)

多くの女性が嫌う言葉のひとつに「いや…」という言葉があるそうだ。これだけ書いてもなんのこっちゃわかりづらいな。噛み砕くと、“何を話しかけても否定から入る”ということらしく、そういう喋りをする男性は嫌われがちなので注意が必要。なんだそうだ。なに…

血統と金力(天皇賞 春)

「血統と金力。そういうもので政治をやると思っているわけでしょうが、それは甚だ間違っている」(要旨)こうして近代政治を批判したのは稀代の知識人、丸谷才一だった。他にも「かつては、寝ないことがフェミニズムであった。そして今は、寝ることがフェミニ…

勘違い(マイラーズC予想)

文章は1日書かないだけで勘を取り戻すために少なくとも1日はかかる。どこかの作家がなにかのインタビューで答えていた。 「そんな!トップアスリートじゃないんだから」と笑う方もあるかもしれないが、いやはや実際のところ本当にそうで。文筆が生業ではない…

言霊を説いた教師(皐月賞予想)

言葉には言霊が宿るんよ。自分の言葉は言霊になって戻ってくるけん、あんまりそういうこと言うちゃいけんよ。もっといい言霊を吐きんさい。小学2年生の頃、同級生をからかっていると、担任の花本先生にそう咎められた。体調が悪くて頭が痛いと言うと、両手を…

花の楽しみ方(桜花賞予想)

「うちが日本に帰る頃には散っとるじゃろうけん桜の写真送って」ヨーロッパで音楽修行中の幼なじみからこんな連絡が届いた。ドイツにも桜は咲いてるはずだけどな…と思って調べてみると、植樹こそされているものの咲く時期は4月下旬のようで、ちょうど彼女が…

道徳教育(大阪杯予想)

ある日、お母さんからお菓子代として200円のお小遣いをもらった中田くんは近所にある和菓子屋に行きました。すると、店の前で「お腹が空いたよ〜」と小さな声で涙ぐむ女の子がいました。ただし、食べたかったいちご大福の値段は110円。ふたつ買って、ひとつ…

チャックベリーの訃報(高松宮記念予想)

10代の頃によく聴いていた音楽ってのは年齢を重ねて聞いても耳に快く響く。きっとそうした経験は誰にでもあって、自分の場合は、ラジオから録音した気になるバンドの音源を聞いていた時に、おじさんから「お前ブルーハーツとかも好きなんじゃないんか」と紹…

ある日の風俗店の話(フラワーC予想)

「イラシャイマセー、ツギノオキャクサマー」おっとこれは聞いてない。珍しく競馬で大勝したその日、いつもなら猫背をさらに丸くした情けない姿で歩くオケラ街道を、今日は胸をはって、晴れやかな気持ちで歩いてきたというのに……50分12,000円、いつもより高…

赦して信じる(金鯱賞予想)

「先生、この女は姦淫の場でつかまえられました。モーセは律法の中で、こういう女を石で打ち殺せと命じましたが、あなたはどう思いますか」律法学者の彼らがそう言ったのは、イエスを試し、訴える口実を得るためだった。しかし、イエスは身をかがめて、指で…

司会者のミス(弥生賞予想)

第89回アカデミー賞が発表された。『アーティスト』が作品賞を受賞して以降、賞のセレクトが若干渋めに寄って、日本で公開されても売れない作品が多いなか、そのポップなルックから業界に携わる方々が動向を大変気にしていた目玉の作品が『ラ・ラ・ランド』…

退路を断つこと(中山記念予想)

締め切りにならないとやる気が起こらないという人がいる。 自分自身がまさしくそういうタイプの人間で 、ついぞ追い込まれた状態になって、後悔するといったことは海を泳ぐ鰯のごとく多数。うるさく催促されて、もう逃げ場がない。そうなって、ようやく力が…

『最後の予想屋 吉冨隆安』(著:斎藤一九馬 / 発行元:ビジネス社)

かつて『平凡パンチ』という雑誌があった。三島由紀夫や野坂昭如が筆を執り、立木義浩に荒木経惟、加納典明らがグラビア写真を撮影。根本敬や黒鉄ヒロシ、岡崎京子といった名うての漫画家が連載を持ち、イラストは横尾忠則といった御大や、当時は新進気鋭、…

新聞の見出しを考える(フェブラリーステークス予想)

自分の携わった本がなかなか売れない。出版不況が叫ばれて早数年。仕方ないことなのかもしれない。とはいえ、新たに企画をひねり出す必要はあるわけで。多くの編集者は企画づくりに日々苦心する。そんな時代にもかかわらず有象無象の出版社は毎年毎年信じら…

流石にふざけすぎ……(京都記念予想)

話題のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。「ガッキー可愛いな」「石田ゆり子さんもいいぞ」…などと、まったく世間と同じ反応で見たのだが、ドラマのあちこちに効果的に使われるアコーディオンのBGMやSE(効果音)を聞いて、ぼくは、「ん?」 と思った…

身の丈を考える(東京新聞杯予想)

一時期に比べると随分マシになったものの、いまだにエンゲル係数が高い。決して美食家というわけではなく、ただただ酒量が多いだけだが、これがなんとも由々しき問題で毎月末には、酒代・馬券代を捻出するためにそろばんを弾く事態になる。そんなことが多々…

知ってるつもりか!(根岸S予想)

杉の宮駅が京王線の駅だとは知らなかった。「そんな駅、京王線にないですけど?」なんてツッコまれるかもしれませんが、最初に書こうと思っているのは、スタジオジブリ製作の映画『耳をすませば』の話。(まあ、いつものごとく、この後、二転三転しながら競馬…

しみったれた夜(AJCC予想)

Y口A香(29歳)中学高校大学。それくらいの年頃でぼんやり考えていた将来のかたち。仕事とか生活とか、あてもないのに何故か幸せな未来を想像できていた。「23歳くらいで友達に紹介してもらった男と付き合い始めて、2,3年付き合って結婚して。その次の年には子…

大学入試センター(日経新春杯予想)

個人的な一面ニュース。数日前、空き巣に入られて、60万円弱の被害を受けました。正直憔悴しきり。その一方、世間にとっての一面ニュースは今週末に実施されるセンター試験といったところか。中山競馬場へと向かう東西線にも、受験生と思われる若者が多く居…

挫折から救われる(シンザン記念)

挫折を一度も味わったことのない人間なんて、そりゃまあ少ない。そんなことは、オリコンランキングを“頑張れ!負けるな!諦めるな!”ソングがいかに大きな割合で占めているか想像してみると想像がつく。志望校に落ちて浪人生活が決まった時にKANの『負けない…

詰まりに気をつけろ(中山金杯予想)

新幹線のホームにて小さな男の子に対して。「お正月は何してた?」「おじいちゃんの家に行って凧揚げしました!」「楽しかった?」「楽しかった!」 駅前のロータリーにてスーツを着た女性に対して。「年末年始はどのように過ごされました?」「寝正月でした…

謹賀新年

2017年になって早々、地元の神社でおみくじを引くと、でかでかとした『凶』の文字。最も気になる“相場”の項目は「山気を出すな」とのことで。むすっとしながら、おみくじの内容を居酒屋で友人にくっちゃべっていると、隣席のおじさんにとつぜん激励されはじ…

止めたくても止められない(東京大賞典予想)

年の瀬。 気持ちは自ずと1年の振り返りに向いてしまうもので。プリンスにボウイ、ジョージ・マイケル、一時代を築いた数多くのアーティストがこの世を去った。そしてイギリスもEUを去った。かと思えばアメリカでは不動産王のトランプが大統領就任。当初の口…

まあ今日くらいは(有馬記念予想)

男は金曜日の夜になると途端に柔和温順になる。彼女の顔色を窺いつつ、積極的に皿洗いをし、洗濯物も干すし、風呂掃除もする。なんならマッサージだって自ら買って出る。「早く馬柱眺めて明日の予想がしたいんだけどな……」そんな気持ちはおくびにも出さない…

強い女性は美しい(朝日杯FS予想)

「媚びない、めげない、くじけない」 バラエティ番組に出演した際、座右の銘をそう紹介したのは、稀代の名女優である梶芽衣子だった。テレビでそう答える様子を眺めていた俺は役柄のイメージそのままな座右の銘に思わず膝を打った。彼女の代表作といえば、カ…

地元をレペゼン(名古屋グランプリ)

年の暮れ、こんな季節になると、地元の友人との連絡が途端に増える。 中高の同級生と連絡を取り合っては新年会の日取りを決め、地元の名物が美味い店を抑える。なんなら、そんなに仲良くなかった女の子にメールしてみたりもする。地元の名物というと、お好み…

血筋と依存症(阪神JF予想)

日曜日の夜、クリスチャンでありながら、とびきり押しが強い彼女が言うにはこうだ。「どれだけ悲惨な環境にいても、威厳を保ち続けられる人には敬うべきものがある。どうしようもなく、ひどい状況に耐えて尊厳を保ち、自分たちもみんなと同じ人間だというこ…

生きてるだけで丸儲け(チャンピオンズC)

超豪華なメンバーが揃う予定だった2016年のチャンピオンズCに出走を予定していた2頭の悲報が週中に聞こえてきた。 まず、ホッコータルマエは脚の故障が見つかって引退。そして、タガノトネールは調教中の事故で予後不良処分となったとのことだ。Twitterでそ…

背伸び(ジャパンカップ)

中央競馬のG1レースが開催されるような競馬場にいると、自分が無理に「背伸び」をしているような気がする時があるし、歴史あるG1レースであれば、そんな気持ちは尚更強くなる。 そこには、この国を代表するサラブレッドたちが登場し、その国の競馬史を目の前…

自分が自分で情けなくなるよ

まるで、床屋での会話かのように、政治の話から書き出すことが多い(気がする)本ブログ『放談リハビリテーション』ですが、書いている本人は政治について、ワイドショーレベルの知識しかないです。そんなところまで床屋の会話みたいですね。まあ、そんなもん…

逆転満塁ホームランのような(マイルCS)

マンガや映画のワンシーンだと「ベタすぎるだろ」と一蹴されてしまうことが、たまに本当に起きることがある。「9回ツーアウトからの逆転ホームラン」「無一文から大金持ち」「転校生が美人」とか。物語を駆動するための装置としては有能だけど、リアリティと…

忍耐強いのかタフなのか(エリザベス女王杯)

ワイドショーを眺めていると、連日連夜アメリカ大統領選の話題で事欠きませんが、いかがお過ごしでしょうか。ヒラリーになった方が良かっただの、トランプでいいんだだの、いろんな思惑をお持ちの有識者のコメントが、テレビでは矢継ぎ早に飛び交っていて、…

『新・世界の名馬』(著:原田俊治 / 発行元:サラブレッド血統センター)

競馬(けいば、英: horse racing)は、騎手の乗った馬により競われる競走競技、およびそれの着順を予想する賭博である。(中略)競馬は単なる賭博としてだけではなく、音楽や文学、絵画や彫刻などの創作活動の主題として取り上げられたり…… これはWikipediaの…

貧困の中での競馬(アルゼンチン共和国杯)

芥川龍之介の死因は服毒か服薬か、はっきりとはしていないものの、自殺によってこの世を去ったことは、広く知られている。 では、なぜ芥川は自殺に思い至ったのか、ご存知でしょうか。苦悩に満ちた彼の作風から「いい作品を書くことができず、才能の限界に失…

強さ、憎らしさ、身の程知らずさ(JBCクラシック)

秋天が終わったかと思うと、翌々日にはメルボルンカップ・北海道2歳優駿が開催され、その翌日には西日本ダービー。さらにその翌日にはJBCが開催。グレードレースが立て続けに開かれて、地方競馬ならびに海外競馬の馬券も購入される好事家の皆さんにとっては…

大口投票とかの話(天皇賞・秋)

夏から秋。 季節の境目として、秋分という時候こそ定められているものの、2016年に生きる誰もが、実感として「秋分になったら秋だ」と思えないように、季節の境界は明確なものではない。同じように感じられるのが、夏競馬から秋競馬。そりゃ、開催がローカル…

競馬阿房列車⑦ [まとめ]

旅打ちを終えて3日。そろそろ東京でのこれまで通りの生活にも慣れてきたところで、今回の競馬阿房列車を振り返っておこうかな、と最後の更新です。 地元に戻っての入院生活。退院を果たして、東京に戻るまで、広島〜園田競馬場〜阪神競馬場〜京都競馬場〜笠…